手ごわいオオキンケイギク

5~7月ごろ一斉に黄色い花を咲かせるオオキンケイギク。

外来生物法(環境省)で、日本の生態系などに被害を及ぼすおそれのある外来生物として、「特定外来生物」のお墨付きを頂戴しているツワモノです。

北アメリカ原産で、もともと日本に観賞用として移入されたものですが、近年「ワイルドフラワー」として、環境緑化のために大量に播種、植栽されて、現在では河川敷や路傍に広く野生化しています。
初夏に黄色の絨毯のように、一面に花を咲かせる様はなかなかに美しく、緑化の材料として重宝されたのも頷けますが、一人勝ちして広がり、在来の野草を駆逐してしまう、喧嘩っ早い困り者です。

公園では主に調整池の法面で幅を利かせていますが、徐々に道路法面にも進出し、このまま看過できない状況です。
今年はオオキンケイギク対策として、4月に調整池の草刈を行い、開花前の蕾を刈り取ってしまったところ、一定程度開花を阻止することができました。それでも草刈後のわずかな期間に再び蕾を形成して、今頃開花しています。例年よりはずいぶん開花量を減らすことができましたが、根絶への道のりはまだまだ長そうです。

 環境省特定外来生物の解説:オオキンケイギク

調整池の法面で開花したオオキンケイギク(黄色の花)

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